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東村山市の外壁塗装にはツヤあり・ツヤなしはどちらが正解?選び方の基準とメリット・デメリットを解説

1. ツヤありとツヤなし

外壁塗装を検討する際、意外と悩みがちなのが「ツヤあり」と「ツヤなし」どちらを選ぶかという点です。

仕上がりの見た目だけを気にしていると、「こんなにピカピカにしたかったわけじゃない」「もっと落ち着いた雰囲気にしたかったのに…」という後悔につながるケースもあります。

しかし、ツヤの有無や度合いは、ただの“好み”の問題だけではありません。実は耐久性、汚れの付きにくさ、メンテナンス性、そして近隣景観との調和など、さまざまな要素に影響を及ぼします。

本記事では、ツヤありとツヤなし、それぞれのメリット・デメリットや選び方の基準を詳しく解説し、「失敗しない外壁塗装」を実現するためのポイントをお届けします。

2. ツヤあり・ツヤなしとは? 基本的な知識をおさらい

まず、外壁塗装における「ツヤ」とは何かを簡単に整理しましょう。塗料には光を反射する成分が含まれており、その含有量や配合によって仕上がりの光沢感が変わります。大きく分けると以下のような仕上げが存在します。

ツヤあり(フルツヤ)
塗り終わった直後は鏡面のようにピカピカしており、新築のような光沢を楽しめます。

ツヤなし(マット)
光をあまり反射しない仕上がりで、落ち着いた印象や自然な雰囲気を出しやすいのが特徴です。

中間のツヤ(5分ツヤ・3分ツヤなど)
ツヤありとツヤなしのちょうど中間的な仕上がり。適度に光沢を抑えながら、ある程度の撥水効果や耐候性を得られるのがメリットです。

「絶対にピカピカがいい!」という方もいれば、「目立たないほうが落ち着く」という方もいるでしょう。さらに「ツヤありとツヤなしの中間がいい」というニーズも多いのが現状です。

実際にはグラデーションのように細かくツヤの度合いを調整できる塗料もあるため、完全にツヤがあるか・ないかの二択ではないことを覚えておくと選択の幅が広がります。

3. ツヤあり外壁塗装のメリット・デメリット

では、ツヤありの塗装から見ていきましょう。ツヤありの外壁塗装には以下のようなメリット・デメリットがあります。

3-1. ツヤありのメリット

汚れが付きにくい・雨水で落ちやすい
ツヤあり塗装は塗膜が滑らかで、水弾きの良いものが多いです。雨が降った際に外壁を伝う雨水が汚れを洗い流してくれるため、比較的きれいな状態を保ちやすくなります。

耐候性が高い傾向
ツヤを出すための樹脂成分や添加剤が、紫外線などのダメージを和らげる役割を果たす場合があります。そのため、ツヤありの塗料は耐候年数が長めに設定されていることが多いです。

高級感・美観の演出
日光を反射する輝きは、新築のような「ピカピカ感」をもたらします。とくにモダンなデザインの住宅や、スタイリッシュな外観を好む方には魅力的に映るでしょう。

3-2. ツヤありのデメリット

周囲の景観から浮いてしまう可能性
住宅街や落ち着いた街並みの中で一軒だけ極端に光沢があると、悪目立ちすることがあります。地域によっては景観規制があり、光の反射が制限される場合もあるので注意が必要です。

傷や汚れが目立ちやすい
ツヤがあるということは光が反射しやすいということ。小さな傷やちょっとした汚れでも、光の加減で思った以上に目立ってしまうケースがあります。

ツヤの度合いが経年変化で変わる
塗りたてはピカピカでも、紫外線や雨風の影響でツヤが徐々に落ち着いてきます。ある程度経年変化を見越したうえで、「それでも最初はツヤありがいいのか」を判断する必要があります。

4. ツヤなし外壁塗装(マット仕上げ)のメリット・デメリット

次に、ツヤなし(マット仕上げ)塗装の場合を見ていきましょう。

4-1. ツヤなしのメリット

落ち着いた雰囲気・柔らかい印象
マットな質感は光の反射が少なく、穏やかな見た目を演出します。和風の建物やナチュラルテイストの外観、さらには古民家再生といったコンセプトにもよく合います。

汚れや小傷が目立ちにくい
光沢がないぶん、表面の凹凸や小さな傷があまり目立ちません。特に外壁の色が濃色であればあるほど、ツヤがあると傷や汚れが目につきやすいので、ツヤなしを選ぶことで多少は目立ちにくくなるメリットがあります。

周囲の景観や建物との調和が取りやすい
ほどよく景観に溶け込み、主張しすぎないのがツヤなし仕上げの良さです。特に住宅街や街並みを重視する地域では、落ち着いた外観が好まれる傾向にあります。

4-2. ツヤなしのデメリット

汚れが付きやすい・落ちにくい
ツヤありのように水を弾く力が強くないため、ホコリやチリが外壁表面に残りやすい可能性があります。立地条件や周辺環境によっては、定期的な洗浄が必要になるかもしれません。

ツヤありよりも耐候性が低い傾向
光沢を出す添加剤は、紫外線から塗膜を保護する役割を果たしている場合があります。ツヤなし仕上げでは、その添加剤が少ないあるいは不使用であることが多く、結果として耐候年数が短めになる場合があります。

色によってはくすんだ印象になるリスク
「落ち着いた」と「くすんだ」は紙一重です。外壁の色味が暗いトーンだと、曇天の日などは特に地味に見えてしまうこともあるため、色選びにはやや慎重さが求められます。

5. どちらを選ぶべき? 選択の基準となるポイント

ここまでツヤあり・ツヤなしのメリットとデメリットを見てきましたが、実際にどちらを選ぶべきかは、個人の好みだけでは決められません。以下のようなポイントをチェックしてみてください。

5-1. 建物のスタイル・デザイン

モダンな洋風建築やスタイリッシュな外観には、ツヤありがマッチすることが多いです。光を反射して家全体が華やかな印象になります。

和風住宅やナチュラルテイスト、古民家風にはマット仕上げが似合います。素材感や落ち着いた雰囲気を大切にする家では、光沢を抑えることで統一感を高められます。

5-2. 周囲の景観や近隣との調和

近隣に同じような住宅が並ぶ地域や、統一感を重視する分譲地などでは、ツヤが強すぎる外壁が浮いてしまう可能性があります。

また、周辺の建物に合わせた色や光沢の度合いを選ぶと、トラブルを避けやすくなるでしょう。加えて、景観条例などで反射の強い外壁に制限がある場合もありますので、事前に確認しておくことが重要です。

5-3. メンテナンス性や耐久性を重視するか

汚れにくく、お手入れを楽にしたい場合はツヤありが有利といえます。雨水で汚れが流れやすい仕上がりになるからです。

小さな傷を目立たせたくない場合や、自然な風合いを好む方はツヤなしを検討するとよいでしょう。ただし耐候性については、塗料のグレードにもよりますが、ツヤありに劣るケースがあります。

5-4. 個人の好みと費用面

最終的には**「どちらの外観が好みか」「どのようなメンテナンスサイクルを想定するか」**という要素が重要です。好みを最優先するのはもちろんですが、ツヤあり塗料とツヤなし塗料では、若干費用が変わる場合もあります。

塗料の種類やグレードによって金額差が生じるため、見積もり時に「ツヤの違いによるコスト差」もあわせて確認しておくと、納得いく選択につながります。

6. 中間の選択肢:3分ツヤ・5分ツヤなどの半ツヤ仕上げも検討

ここまで「ツヤあり」と「ツヤなし」の二択で比較してきましたが、実はその中間的な仕上げも存在します。

例えば「3分ツヤ」「5分ツヤ」というように、光沢をほどよく抑えた塗料を選ぶことが可能です。最近は「半ツヤ」や「微ツヤ」などの表現も使われます。

・ツヤありほどピカピカしないので、周囲の建物から浮きにくい
・ツヤなしよりは汚れが付きにくく、ある程度の耐候性も確保できる
・経年変化でツヤが落ち着いてくることを考慮すると、最初は少しだけツヤがあったほうが長くきれいな印象を保ちやすい

中間ツヤは、まさに**「いいとこ取り」**の選択肢といえます。ただし、塗装後の仕上がりがイメージしにくい場合もあるため、必ず施工業者にサンプルや塗り板を見せてもらい、実際に確認することをおすすめします。

7. まとめ:自分の理想のイメージと機能性を両立させる

外壁塗装における「ツヤ」は、仕上がりの印象だけでなく、耐久性やメンテナンス性、周囲との調和にも大きく影響を与えます。

ツヤあり・ツヤなしにはそれぞれに一長一短があるため、単に「見た目が好みだから」で決めてしまうと、後々「汚れが落ちにくかった…」「ちょっと目立ちすぎた…」といった不満が出てくるかもしれません。

・ツヤありは高級感や耐候性を重視する人におすすめ。ただし、小傷や汚れが目立ちやすい側面もある。
・ツヤなしは落ち着いた仕上がりを好む人や傷を目立たせたくない人におすすめ。ただし、汚れが付きやすく耐候性がやや低めになることが多い。
・中間のツヤも含めて考慮すると、理想のバランスを見つけやすい。

最終的には住宅のスタイル、周辺環境、そして自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。

迷ったときは実績豊富な専門業者に相談し、サンプルや施工例を確認しながら自分の“イメージ”を言語化して伝えてみるとよいでしょう。

外壁塗装は住まいの外観を左右するだけでなく、家を守る機能としても非常に重要です。後悔のないよう、時間をかけて検討してみてください。

東村山市の方で外壁塗装をお考えなら、彩館までお問い合わせください!

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