雨漏りやひび割れなどで緊急に外壁の塗り替えが必要という場合でなければ、塗装工事に適したシーズンを選んで依頼する方がより素早く綺麗に仕上げてもらえるかもしれません。
一般に塗料は、気温5℃以上湿度80%以下になると乾燥が遅れ、工事に差しさわりが出てくるとされています。
従って最低でもこの条件を満たした環境で塗装を依頼する必要があります。
塗装したい建物がどの地域にあるかによっても異なりますが、ごく一般的な日本の気候で考えた場合、塗装を依頼するにあたって各シーズンで以下のようなメリット・デメリットがあります。
春
気候が安定しており、湿度が低く気温も温かくなっていくことから、工事しやすい季節です。
ただし春雨前線の影響で工事が延びてしまう可能性はあります。
梅雨
湿度にもよりますが、今の塗料なら雨さえ降っていなければ問題なく施工できます。
この時期を避ける人も多く閑散期になるため、業者の予約が取りやすく割引価格で引き受けてもらえる可能性もあります。
しかしやはり梅雨時期ですから、長雨となって工期が長引く確率は高くなります。
夏
気温が高く晴れの日が続くため、塗料の乾きが早く伸びも良く、作業効率が高い季節です。
ただ夕立のような突然の雨で工事を中断せざるを得ないこともあり得ますし、施工中は養生をするため窓を開けることができず、家にいる場合はエアコンが欠かせなくなります。
秋
空気が乾燥していますし、春と同様気候が穏やかであるため、作業する人にとっては快適なシーズンです。
ただし秋雨前線や台風で工事が思うように進まない可能性もあります。
冬
降雪地帯以外では、空気が乾燥しているため塗料の定着が良くなりますし、養生のために窓が閉まったままでも問題ありません。
しかし霜や凍結、降雪が頻繁にみられる地域では工事も難しいですし、日照時間が短いために他の季節より1日あたりの作業時間が短くなってしまいます。
結局どの季節がベストなの?
こうしてみると、どの季節にもメリット・デメリットがあるので結局「この季節が塗装工事のベストシーズン」とは言えません。
一般に「塗装工事シーズン」と見なされている春や秋でも雨が続く可能性はありますし、梅雨時期であっても経験豊かな腕の良い業者であれば問題なく作業を進めてくれることもあります。
当社「彩館」でも、腕の良い職人が豊富な知識と経験でもって、丁寧かつ迅速に施工にあたっています。
どんなシーズンでも適切に対応していますから、遠慮なくご相談ください。