アクリル塗料とは?
DIYによる塗装にもよく使われているアクリル塗料は、取り扱いが簡単で価格の面でもリーズナブルという特徴があります。
以前では外壁や屋根の塗装剤として主流の塗料でしたが、現在では他に機能的な塗料がたくさん開発されているため、アクリル塗料が使われる機会は減っています。
しかし、価格面でリーズナブルなので、できるだけ低コストで外壁や屋根の塗装工事をしたいという人は、アクリル塗料という選択肢があります。
アクリル塗料はカラーバリエーションが豊富
アクリル塗料の特徴に、カラーバリエーションが豊富という点があります。
取り扱いやすい塗料というだけでなく、色の発色が良いため、微妙な色の違いやポップな感じの色に仕上げることができます。
小学生の頃に使っていた「絵の具」もまた、アクリル塗料という点では共通しています。
絵具を想像すると分かるように、たくさんのきれいな色が揃っているため、外壁や屋根の色の微妙なトーンや色合いにこだわりたい人にとっては、アクリル塗料が最善かもしれません。
また、アクリル塗料は透湿性が高いという特徴があります。
湿気がこもりやすい場所にはアクリル塗料が適していて、住宅の塗装だと軒天井に使う塗料としては最適です。
コスト面もアクリル塗料のメリットです。
現在、外壁塗装で主流となっているシリコン塗料と比べると、㎡当たりの単価が70%程度とリーズナブルなので、施工費用を低く抑えることができるでしょう。
耐久性は短いのがデメリット
アクリル塗料は、他の塗料と比べると耐久性が短いというデメリットがあります。
外壁や屋根の塗装の場合には、耐久性は5年~7年程度と言われています。
紫外線や雨などにもそれほど強くないため、他の塗料よりも頻繁な塗り直しが必要となってしまうでしょう。
アクリル塗料は、紫外線を浴びることによってラジカルという劣化因子を発生します。
このラジカルによって酸化還元反応が起こり、塗料に含まれている樹脂の結合が破壊されてしまうため、塗料にヒビが入りやすくなってしまいます。
そのため、紫外線の影響を受けやすい屋根塗装には、残念ながら向いていませんし、日当たりが良い方角の外壁などに使うのも避けたほうが良いかもしれません。
外壁や屋根の塗装、その他低コストでの塗装を考えている方は、ぜひ東村山市や東久留米市を中心に活動している当社までぜひご相談ください。