塗装工事に一番不向きな季節とは梅雨シーズンだと言われますが、これは単に職人さんたちが仕事をしにくいからという理由ではなく、外壁塗装最大の目的である「塗膜を作る」ことができなくなるからです。

雨の時に外壁塗装してはいけない理由

そもそも外壁塗装に利用する塗料にも、「気温5℃以下・湿度85％以上での使用を避けるように」と記されており、雨の量に限らず湿度が86％以上の環境下では、塗料を使用することができません。

これは何故かというと、塗料を乾燥させることでできる塗膜によって紫外線や風雨から外壁を守ることこそが塗装最大の目的だからであり、したがって雨によって塗料が十分に乾かなければ、その塗膜も形成不良となり本来の強度や耐久力を持たないことになります。

つまりせっかく塗っても、すぐに塗膜剥離やひび割れ、クレーターなどの不具合が起こってしまうのです。

梅雨時期に外壁塗装したい場合

それでも既にひび割れや雨漏りなどの症状が現れていて緊急に塗装工事をお願いしたい場合もありますし、あえてこの塗装業者の閑散期を狙うことで人気業者でも確保しやすくしかも割安料金で請け負ってもらえる可能性もありますから、「梅雨時期に外壁塗装は絶対無理」というわけではありません。

ただ、不利なのは確かですから、梅雨時期でもうまく仕事をこなしてくれる業者を選ぶ必要があるでしょう。

梅雨時期でも仕事を進めることのできる業者としてお勧めなのは、地元密着型の塗装専門業者です。

というのも、地元密着型の業者はその地域の天候・気候も熟知しており、天気を読むことが得意であるため、いつ塗装すれば雨に遭う前にしっかり乾かすことができるか、逆にどの日は例え降っていなくても避けた方が無難か、などを把握しているからです。

そのうえ地元ですから、いざとなればすぐに駆け付けてくれるという利点もあります。

雨が原因のトラブルを予防する

それで梅雨時期の塗装工事は、「雨の日は塗らない・それ以外の日をうまく利用して工事を進めていく」というのが基本なのですが、中には早く終わらせたいがために多少雨が降っても作業をやめない業者もあるかもしれません。

実はそれ自体があまり質の良い業者とはいいがたい行為なのですが、残念ながらそういった状況になったなら、雨を理由に保証期間を延長してもらうように交渉しましょう。

雨の日に作業したせいで十分に塗膜が作られない可能性を考えて、保証期間や保証内容を見直してもらうのです。

東京都東村山市近辺で塗装工事をお考えの方は、地元密着型の当社「彩館」にご相談ください。梅雨時期も含めてご希望に合わせた工事を行っております。