無機塗料はどんな塗料?
外壁塗装に使われる塗料の一つに、無機塗料があります。
これは、炭素を含まない無機物を配合している塗料で、具体的にはガラスやレンガ、鉱物などが配合されてます。
一般的な塗料には、石油のように炭素を含む樹脂が使われています。
しかし、この炭素が塗料の経年劣化によってひび割れや色あせを引き起こす原因となるのです。
無機塗料は、炭素の含有量を少なく抑えることによって、経年劣化によるトラブルを起こしにくいというメリットが期待できます。
無機塗料のメリットとデメリット
無機塗料は、耐候性が高く、経年劣化しにくいため、一度塗ると25年~半永久と長持ちします。
その耐候性はフッ素よりも高く、塗料の中では最も耐候性があります。
そのため、頻繁に塗り直すことが難しい高層ビルの外壁などに使われることが多い塗料です。
また、使われているガラスやレンガなどの無機物は不燃性なので、火事になっても燃えにくいというメリットもあります。
一方、無機塗料にはデメリットもあります。
無機物の配合量を増やせば増やすほど、塗料は硬くなり、伸縮性を失います。
そのため、建物の振動や揺れによってひびが入りやすくなります。
地震などで建物が揺れやすい地域など、ひび割れしやすいと考えられる建物に対しては、残念ながら適していない塗料かもしれません。
さらに、耐用年数が長くハイスペックな塗料のためにコストも高く、一般住宅の外壁塗装としては実用的でないほど割高です。
価格の目安としては、㎡当たりの単価は5,000円~5,500円程度となり、最もリーズナブルなアクリル塗料と比べると、4倍~5倍の価格です。
そのため、低コストで外壁塗装をしたいという人にとっては、最善の塗料ではないかもしれません。塗料選びの際には注意してください。
無機塗料の選び方
無機塗料は、コストが高いというだけでなく、他の塗料とは特徴が異なる特殊な塗料と言っても過言ではありません。
そのため、失敗しないように安心できるメーカーの塗料を選ぶのが良いでしょう。
現在、無機塗料をラインナップしているメーカーは複数ありますが、その中でも広く使われている日本ペイントや関西ペイント、エスケー化研のものなら、塗料の品質を大手のメーカーがシッカリと保証してくれるので安心です。
東村山市や東久留米市を中心に活動をしている彩館(いろや)では、無機塗料の相談にも対応しています。
外壁塗装を検討している東村山市や東久留米市にお住まいの方や施設の外壁塗装をお考えの方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。